武田豊樹 ~夢はつかみ取るもの~

武田豊樹さんを知っていますか?

 

スピードスケート選手で

長野オリンピックで金メダリストの

清水宏保さんを超える逸材でした。

 

高校時代はインターハイ優勝

清水さんにもほぼ負けなしと凄い選手でした。

 

周囲からは日本のスピードスケート界を

背負って立つと期待された選手で。

 

将来のスピードスケート界のエースは清水さんではなく

武田さんだと思われていた逸材です。

 

しかし長野オリンピックの1年前に実業団を退団し

23歳で引退しました。

 

清水さん曰く

武田さんがスピードスケートを続けていれば

 

長野オリンピックの表彰台は間違いなかったと

言わしめるほどの逸材です。

 

武田さんは小さな頃から自転車が好きで

競輪選手になりたいという夢があり、その夢を追いかけました。

 

競輪選手になるためには年齢制限があり

24歳未満が条件でラストチャンスにかけました。

 

オリンピックのメダルを諦め

全てを競輪に捧げたのです。

 

スピードスケートで鍛えた脚力で

合格は確実と思われたのですが

 

結果はまさかの不合格

2次試験の学科で落ちてしまったのです。

 

武田さんは実業団を辞めてしまったので

スピードスケート界にも戻れず

 

4畳半に男3人の共同生活

筋力も落ち10キロ減

 

武田さん自身も当時のことは思い出したくない

非常に苦しかった。

絶望だったと言っています。

 

そんな武田さんを救ったのは

長野オリンピックで金メダルを獲った

清水さんとの再開でした。

 

成田空港で偶然の再開。

 

武田さんの近況を聞いていて

心配していた清水さんは

 

もう1回スケートをやらないかと武田さんを誘ったのです。

 

このままこんな逸材を眠らせるわけにはいかないと

武田さんが迷っているのを見て

もう1度スケートに戻ってきてほしいと思ったそうです。

 

清水さんの計らいで

スピードスケート界に戻ることが許された武田さん。

 

2年のブランクがあり

復活は不可能

そう思われていました。

 

しかし競技復帰から3年

 

ソルトレークオリンピックに

武田さんは出場を果たすのです!

 

結果は8位入賞!

 

清水さんも

今後、武田さんのような選手は現れないと言っています。

ブランクがあってのオリンピック入賞って信じられません。

 

そして、もう一つの奇跡が起きるのです。

 

ソルトレークオリンピック直後に

競輪界のルールが改正されました。

 

年齢制限が24歳未満が29歳未満に引き上げられ

しかもそれはオリンピック8位入賞者までに適用されるというもの

 

実はこれ武田さんの才能を放っておくことはできない

オリンピックで奇跡を起こした武田さんのために

競輪界がルールの改正を行ったのです。

 

そして武田さんは努力を続け

生涯獲得賞金15億円を超える競輪界のスーパースターとなったのです。

 

もちろん武田さんには才能があったと思います。

 

ただ、いつ諦めてしまっても

おかしなくない困難に立ち向かっていきました。

 

簡単にオリンピック入賞と言いますが

3年のブランクがある人間ができることではないです。

 

どれだけの努力をしたのか…

常人にはわかりかねます。

 

そして、その武田さんの姿勢が

8位入賞という結果を生み

 

競輪界のルールを改正させるという

信じられないことを起こさせました。

 

武田さんは23歳で競輪選手となれず

一度は夢を諦めました。

 

ただ、その後スピードスケート界に戻り

結果を出し

 

そして競輪選手となるという夢を掴み取りました!

 

夢は諦めるものではなく

夢は掴み取るものです^^